産業・経済
2011年2月16日(水)9:00
株出し普及狙い実演会/さとうきび糖業振興会
関係者が管理機の性能確認
さとうきび糖業振興会は15日、株出しの普及を狙いに城辺長間地区のほ場で株出し管理機実演会を開いた。農業関係の参加者が実演を通して株出し管理機の性能を確認した。
今回の実演会で使用した管理機は①葉の除去②株ぞろえ③農薬の散布④除草剤の散布-の四つの作業を一度に行う機械。トラクターの後方に専用の機械を取り付けて稼働、一度に複数の作業を行えるため、株出し普及には欠かせない機械として注目されている。
参加者は管理機が通過した部分をじっくりと観察。担当者に質問するなどして管理機の性能把握に努めた。
宮古農林水産振興センターの砂川正幸所長は「今まで以上に収穫面積を増やすためには株出し面積を拡大することが重要。この実演会を契機に、株出しが毎年増えることを期待する」と話した。
株出し管理機は宮古地区に13台ある。希望する農家は各地の生産組合に申し込む。10㌃当たりの作業料金は4000円。
詳細はJAおきなわさとうきび振興部宮古地区対策室(72・1341)まで。