確定申告、早めに/宮古島税務署
e-Tax利用呼び掛け
2010年分の所得税の確定申告の受け付けが16日、全国の税務署などで一斉に始まった。対象者は自営業者や農家、年収2000万円を超えるサラリーマン、年金受給者らで、期間は3月15日まで。宮古島税務署では受け付けが始まると同時に市民が訪れ、職員から説明を受けながら申告を行った。同署では、申告期間が迫ってくると混み合うことから早めの申告とインターネットなどを利用した「e-Tax(国税電子申告・納税システム)」での申告を呼び掛けている。
宮古島税務署での確定申告受け付けは土、日を除き午前9時~同11時30分、午後1時~同4時まで。期間中前半と中ごろには、税理士の応援を受け対応する。臨時の駐車場も設置した。初日の16日は92人が申告を行った。
申告受け付け場所は同署2階ほか、市役所平良庁舎1階奥にも設置した。
同署によると09年分の申告者は全体で4866人。うち、57%がe-Taxを利用した。喜久山定男総務課長は「宮古でのe-Taxの利用率は県内でも高い。市民の関心の高さと法人会や青色申告会、税理士会など各関係機関のPR活動で浸透しつつある」と話した。
e-Taxの利用は、住民基本台帳カードや電子証明書の取得と、ICカードリーダライタを購入する事前準備が必要。詳しい利用方法はe-Taxホームページ(アドレスhttp://www.e-tax.nta.go.jp/)で閲覧できる。
問い合わせは宮古島税務署(電話72・4874)