市陸上競技場、個人利用有料化へ
4月から運用開始
現在、改修工事が進められている宮古島市陸上競技場の管理運営で、市は来年度から、個人利用者からも使用料を徴収することとなった。市当局は有料化に向け、3月1日開会予定の市議会3月定例会に「市立体育施設条例の一部を改正する条例」を提案。可決されれば4月1日からの運用開始となる。
使用料の料金設定は、午前9時~午後1時と午後1時~午後5時、午後5時~午後9時半までに3区分され、1区分当たり高校生以下は50円、学生・一般は100円となっている。
同競技場は昨年、全天候型競技場改修工事を終了させ現在は、外周スタンドなどの改修工事などが行われており、メーンスタンド内には管理事務所のほかにトイレやシャワー室などが新設される。
さらに、ウエート機材を導入するトレーニングルームも設置され、冬場や春先に宮古島合宿を行う全国の実業団選手などが使用しても不自由のない環境となる。
これまで市は、団体使用に限って料金を徴収していたが、県内の全天候型競技場を運営するほとんどの自治体が個人利用者からも使用料を徴収し、競技場を管理していることから、各自治体の料金を調査し、今回の使用料を算定した。
器具使用料については、砲丸、円盤、巻き尺などが一個につき50円、走り高跳び用器具、棒高跳び用器具がそれぞれ150円などとなっている。
トレーニング室使用料は、中・高校生が1人2時間利用で100円、学生・一般は200円。中・高校生の利用については安全面からも複数人での利用を呼び掛けている。
そのほか、付属設備使用料では会議室が1室1時間につき500円。シャワーは1回につき100円などとなっている。
そのほか、照明設備が充実することで団体使用に関してもこれまではなかった午後5時~午後9時30までの使用が可能となっている。
メーンスタンド入口に使用料の自動販売機が設置され、利用者は販売機で料金を支払った後で競技場内に入ることになる。