教育・文化 社会・全般
2011年2月23日(水)9:00
人手不足の農家を手助け/宮総実高生徒が援農体験
平良、城辺、下地でキビ収穫
宮古総合実業高校の1、2年生162人が22日、高齢者や人手不足に悩むサトウキビ農家の収穫を手伝う援農体験学習を行い、心地よい汗を流した。
この援農体験は、島の基幹産業であるキビについて学習するとともに、ユイマール(相互扶助)の精神を養うことなどが目的。毎年この時期に行われ、特に高齢化の地域で人手不足に悩む農家から喜ばれている。
援農体験は3班に分かれ平良、城辺、下地の3地区で行った。
このうち、平良地区では福山にある宮里ハルさん(84)の畑で行われ、1、2年生54人が収穫を手伝った。
初めての収穫体験となった村山栞さん(2年)は「初めて体験したが想像していたよりもきつくなくて楽しかった」と笑顔で話し、キビ刈り用のかまを上手に使いこなしていた。
畑を提供した宮里さんは「いつもは親戚に手助けをお願いしている。きょうはみんな一生懸命やってくれて本当に助かった。感謝してます」と笑顔で話した。