市の課題と対策で意見交換/職員研修
浦野氏が地域づくりで講話
宮古島市職員研修が22、23の2日間の日程で、市中央公民館大ホールを会場に開催。まちづくりシンクタンク「あしコミュニティ研究所」の浦野秀一代表を講師に招き、「魅力ある地域づくりに向けて」をテーマに、初日は講話とワークショップを実施。一般職員や係長・補佐級の職員ら約30人が参加し、市の今後の課題と対策について意見を交わした。
2011年度は市総合計画前期計画の最終年で、12年度から5年間の後期計画を作成する時期に当たることから、市が目指すまちづくりの基本となる総合計画への意識を高めることなどを目的に開催された。
講話の中で浦野代表は「市職員が何のために仕事をしているかと言えば、総合計画を実現させるため」と総合計画の重要性を強調。新たな計画の策定は行政改革のチャンスとの考えを示した上で、策定する上で重要なポイントとして「課題の先取り」と「民意の反映」の2点を挙げた。
ワークショップでは参加者がグループごとに、想定される宮古島市の将来の問題点や不安などについて意見を出し合い、対応策を協議。その後、抽選で選ばれた3グループが協議内容を発表した。あるグループでは問題点の一つとして「高齢化が進みつつある中、高齢者の活躍の場が少ない」ことを挙げ、対応策としては、高齢者を学校教育の人材ととらえ総合学習の時間に参加してもらうことなどを提案した。