ボーリング調査始まる/上野陸上競技場
市がサッカー場計画で
上野陸上競技場を改修する市のサッカー場整備計画で21日、同競技場の土質を調べるためのボーリング調査が始まった。サッカー場として適合するか否かを判断する。調査結果で適合すれば市が全面芝生化計画を具体化させる。ただ、上野地区の住民はトラック(走路)部分を残すよう要望しており、サッカー場に改修されるかは不透明な状況。
競技場に複数の凸凹があるためボーリングを実施する。市によるとフィールド部分の複数カ所が大きくくぼんでいるという。
サッカー場改修工事の財源は「スポーツ振興くじ助成金制度」を利用して市の自己負担を2000万円以内に抑える方針だが、ボーリング調査の結果、凸凹部分の改修費用に大きな予算投入が必要となればサッカー場改修計画は見送る。
調査の結果、改修可能と判断した場合、市が上野住民との話し合いに入る。具体的な整備計画を示しながら改修の有無も含めて整備内容を決める。
市はサッカー場整備に伴うメリットとして▽宮古島島内でも盛んなサッカーの練習・試合環境の充実▽プロチームのキャンプ誘致によるスポーツおよび観光の振興▽各種イベント広場としての活用-などを挙げている。