大学生が自立をサポート/沖大研究所など
宮古の高校生と交流
沖縄本島の大学生と宮古の高校生が語り合う「離島カタリ場」(主催・沖縄大学地域研究所、学生+)が25日、宮古総合実業高校体育館で行われた。進学・就職に対する目的意識を高め、自立をサポートする試みで宮古では初開催。大学生と同高1年生が、夢や目標について話し合いながら交流を深めた。高校生らは「大学生活を知り、いい勉強になった」「将来について考える機会になった」などと感想を述べた。
「学生+」は自己の生きがいを創造できる社会形成を目指す活動を行う。代表は多良間村出身の波平雄翔さんで、今回は沖縄大や琉球大、名桜大の学生40人が訪れた。
大学生1人に高校生4人のグループで語り合った。大学生は学生生活を紹介し、日本一周の旅などさまざまな経験を伝えた。
恩河なおなさん(食品科学科)は「面白い話、ためになる話が聞けたので良い経験になった。すごく楽しかった」と笑顔で話した。
波平さんは「進路について考えるきっかけになったと思うが、まだ意識は低い。この活動を続け変えていきたい」と述べた。
「離島カタリ場」は、大学生という身近な将来像と関わる機会が少ない離島で交流の場を設け、高校生に進路に対する刺激を与えることなどが目的。県内離島で開催している。