海族まつり実行委発足
「楽 食 競 観」テーマに
宮古の水産・観光振興・地域活性化に資することを目的に「宮古島海族まつり実行委員会が28日発足し、市役所平良庁舎で初めての総会が開かれた。実行委員長に下地敏彦市長が就任。第1回海族まつりのイベントは4月3日の海開きを皮切りに八重干瀬周遊観察学習、ハーリー大会、ジャンボフィッシング大会などが8月までに開催される。テーマは「海で楽しみ、海を食し、海で競い、海を見る」。市民・観光客らの参加型で県内外に広くアピールする。
この日の総会で実行委員会役員、実行委員会設置要綱、開催要項および予算の3議案を審議し、全会一致で承認した。予算は313万5000円とし、1日に開会する市議会3月定例会に提案する。
下地前浜で開催される海開きでは趣向を凝らしたイベントで、本格的なマリンレジャーの季節の訪れを県内外へ発信する。フォトコンテスト大会の表彰式は、入域観光客が夏場に多いことから撮影期間を配慮し、10月に開催する予定。今後日程を調整して決定する。
遠浅にV型に造られた石積みの魚垣は伊良部佐和田の浜と平良狩俣海岸にあり、そこを舞台に魚垣復元・追い込み漁体験を実施する。開催は7月16日を予定。
一方、ハーリー大会は、平良のパイナガマビーチで7月18日に催す計画。各地区で選抜された代表チームが一堂に会し、宮古一を目目指して爬竜舟競漕を展開する。見どころの一つが、男女混成チームによる競漕。
大物キハダマグロ釣りのジャンボフィッシング大会は、8月7日開催を予定。同大会は、旧伊良部町で実施され、全国から参加した釣り愛好者らが大物マグロと格闘していた。しかし、市町村合併で休止状態に。今回のイベントで復活させ、観光漁業の発展につなげていく方針。宮古島沖合に設置されているパヤオ(浮き魚礁)周辺が釣りポイント。
8月8日が語呂合わせで「パヤオの日」であることから、パヤオ祭りのイベントが追加される見通し。
実行委員は次の通り。(敬称略)
【委員長】下地敏彦(市長)
【副委員長】豊見山健児(宮古島観光協会長)、小禄貴英(宮古島漁協組合長)
【委員】黒島師範(県宮古事務所長)、砂川正幸(県宮古農林水産振興センター長)、下地義治(宮古島商工会議所会頭)、長嶺吉和(伊良部観光協会長)、大浦貞治(市伊良部商工会長)、友利義文(伊良部漁協組合長)、濱川洋美(池間漁協組合長)