一般会計補正など可決/市議会3月定例会
経済工務委員会
開会中の宮古島市議会(下地明議長)3月定例会は4日、総務財政、文教社会、経済工務の常任3委員会を開き、付託議案の審議を行った。経済工務委員会(嘉手納学委員長)では、会計検査院から不適正との指摘を受けた農林水産省補助金の償還分を含む農林水産部管轄の2010年度一般会計補正予算などを全会一致で可決した。
経済工務委員会で審議を行ったのは、10年度一般会計補正予算のうち同委員会に付託された建設部、農林水産部の補正予算と市水道事業会計補正予算、市港湾事業特別会計予算、市公共下水道事業特別会計予算。市当局からの説明を受け審議を行った結果、いずれも全会一致で原案通り可決した。
農林水産部管轄の一般会計補正予算には、2010年に会計検査院から不適正な経理と指摘を受けた農林水産省補助金6278万円の償還分が含まれている。
23日の最終本会議で委員長報告され、採決される。
総務財政委員会(真栄城徳彦委員長)では、10年度一般会計補正予算の歳入と、総務部、企画政策部管轄の歳出について審議。歳出の財政調整基金費の積立金が11億9238万5000円の補正増となていることに関連して財政課の伊川秀樹課長が、今回の補正分を含めると積立総額は約21億円となることを説明。合併特例措置の段階的引き下げが始まる2016年度までに35億円ほどの積立が必要で、現在のペースで積立していくことができれば達成できるとの考えを示した。
文教社会委員会(垣花健志委員長)では福祉保健部管轄の10年度一般会計補正予算などの審議を行った。