「守ろう、農畜産物」/宮古島署
盗難防止パトで訴え
今年に入り農畜産物の盗難被害が相次いでいることから、宮古島警察署と関係団体は4日、農産物等盗難防止パトロールを島内各地で実施した。出発式には同署の署員と宮古島地区防犯協会のメンバーが参加。出発式後にはパトカー5台を含む車両台が5班に分かれて宮古各地で盗難防止を呼び掛けた。
出発式で同署の島袋令署長は「農家が一生懸命に育てた農作物や家畜が被害に合う事案が今年は多い。昨年1年間で7件だった被害が今年はすでに5件発生している。被害が多発している状況なので地域に啓蒙するとともに未然防止をしっかり訴えていこう」とあいさつした。
また防犯協会の前川尚誼会長は「このような被害が宮古から無くなるように、きょうはしっかりと地域に呼び掛けていきたい」と述べた。
今月1日現在で同署管内では、サトウキビの被害が2件、ヤギの盗難が1件、肥料やミツバチ盗難の被害もそれぞれ1件発生している。
昨年1年間の農作物等の盗難被害7件に対し、今年は今月1日現在ですでに5件発生していることから今回のパトロール実施となった。
パトロールには同署から8人、同協会から10人が参加。5班に分かれて池間、西原、城辺、上野、下地の5地区で農作物の盗難被害防止を訴えた。