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社会・全般
2021年10月21日(木)8:58

植松、佐野さんに感謝状/宮古島海保

海難事故で救助活動

 

感謝状を手にする植松さん(前列左から2人目)と佐野さん(同3人目)=20日、平良港湾合同庁舎

感謝状を手にする植松さん(前列左から2人目)と佐野さん(同3人目)=20日、平良港湾合同庁舎

宮古島海上保安部(野久保薫部長)は20日、平良港湾合同庁舎で海難救助に関する感謝状贈呈式を行った。迅速な救助活動を行ったモズク漁師の植松信弘さん(50)=城辺=と、臨時従業員の佐野真希帆さん(26)=上野=に感謝状が手渡された。

海難事故は7月2日に城辺の新城海岸で発生。スタンドアップパドルボート(SUP)を楽しんでいた女性3人が、沖合に流されたという知らせを聞いた植松さんと佐野さんは、すぐさま浦底漁港から漁船で現場に向かい、無事3人を救助した。

植松さんは「感謝状はうれしいが、このような事故がないことを願っている。救助したときは憔悴していたので無事で良かった」、佐野さんは「立派な賞状をいただけてうれしい。改めて海は危ないなと感じた。遊びに行く際には気を付けたい」とそれぞれ話した。

野久保部長は「天候が悪化する中、短時間で漂流者を安全かつ的確に救助した。その功績は顕著であり、深く感謝の意を示したい。海の上で何かあれば、近くの人が助けに行くという相互扶助の精神が広がればと思っている」と語った。


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