適切な救護たたえる/市消防本部
松元、佐和田、伊良部さんに感謝状
宮古島市消防本部は10日、城辺地区内で発生した交通事故で迅速な通報と適切な救護措置をしたとして市内に住む女性3人に感謝状を贈った。砂川享一消防長は「救急業務の円滑な遂行に大きく寄与した功績は他の模範。心から感謝する」とたたえた。
感謝状を受けたのは松元直美さん(44、砂川)、佐和田京子さん(53、同)、伊良部恵子さん(53、鏡原)。
今年2月12日、城辺下里添の道路で、大阪に住む男性が運転するバイクが転倒した。通り掛かった松元さんが119番通報するとともに、ほかの2人と救急車が到着するまで男性に「大丈夫、頑張って」「名前は?」などと声を掛け励ましながら適切な救護措置を行った。
3人は「当たり前の事をしただけで、まさかこのような賞をいただけるとは思ってもいなかった。男性が助かってほしいという気持ちで一生懸命でした」と話した。
男性は両腕両足骨折の重傷だったが、現在は大分回復し大阪の病院でリハビリ中という。男性の母親は松元さんの自宅を訪ね、感謝の言葉を述べたという。
感謝状の贈呈式には砂川消防長ほか、消防職員らが参加した。