友利、下地さん善行表彰
学校、地域等での活動評価/県内27個人団体が受賞
【那覇支社】県退職校長会(幸地忍会長)の2021年度県善行児童生徒表彰式が20日、八重瀬町の南部総合福祉センターで行われた。宮古地区の友利心温さん(下地中3年)、下地優花さん(上野中3年)など、県内6地区の27個人団体が表彰された。式典に出席した友利さんは「自分が推薦されているとは知らず、校長先生から結果を聞いて少し驚いたけどうれしかった」と喜びを語った。
善行表彰は、県内の優秀な児童生徒を表彰することを通し、健全な児童生徒の育成を期すことが目的となっている。
下地さんは、「常に高い目標を掲げ、粘り強く継続してやり遂げている。生徒会副会長、テニス部キャプテンとして、級友や後輩からの信頼も厚い。書道を小学1年から続け、学校行事スローガンや講話テーマを書くなど貢献している。英語検定3級で英語弁論大会に学校代表で出場した」ことなどが評価された。式典は欠席した。
友利さんは、「まじめで優しい心を持ち、まわりを助けながら部活動や諸活動に一生懸命に取り組み、資格検定試験にも意欲的に取り組んでいる。友だち思いで面倒見が良く、困っている友だちを手助けできる。地域の公園清掃ボランティアを、1年生から継続して頑張っている」ことが認められた。
表彰を受け、友利さんは「自分一人ではもらえなかった。家族や友人に感謝している」とした上で「今後は、検定への挑戦や部活の後輩の指導などを頑張る。高校では、勉強とスポーツを両立できるように頑張りたい」と意欲を示した。
幸地会長は表彰式で「今頑張っていることは、将来皆さんが夢に挑戦するときにも役立つ。何事も粘り強く諦めずに頑張って、素晴らしい大人になってほしい」と呼び掛けた。
県退職公務員連盟の玉城徳三会長、県小・中学校長会の島史生会長、県教育委員会の目取真康司義務教育課長もあいさつし、受賞者を祝福、激励した。