04/17
2025
Thu
旧暦:3月20日 仏滅 丙 
社会・全般
2011年3月13日(日)9:00

モズク網2000枚流出/狩俣漁業グループ

収穫目前、生産者落胆


今後の対応策などを話し合ったモズク生産者ら=12日、狩俣漁港

今後の対応策などを話し合ったモズク生産者ら=12日、狩俣漁港

 東北地方の三陸沖を震源とする巨大地震に伴う津波が宮古島まで押し寄せた影響で、狩俣漁業生産グループ(狩俣光男代表、会員約30人)の養殖糸モズク網約2000枚が流出していたことが12日、分かった。収穫寸前の被害に、生産者らは悔しさをにじませていた。津波警報発令の解除後、被害調査を実施し被害額を明らかにする。


 今期産は25人が参加し、1人当たりの養殖網数は120枚で計3000枚。今年に入ってから池間大橋東側の海域に種付け網を設置した。網は鉄筋杭を利用して張られた。

 生産者らは、宮古で11日午後7時34分に70㌢の津波が観測されたた時に被害は出た、とみている。

 養殖網約2000枚は鉄筋杭を抜き取る形で流れ、絡まりながら団子状に漂流。浮き球が付いている団子状の網は、大橋近くのサンゴ礁に引っ掛かり停止している。

 生産者らは「津波警報発令が解除された場合、付近の海域を航行する船は漂流網に注意してほしい」と呼び掛けている。

 狩俣代表は「糸モズクの収入減で、これからの生活は苦しくなる」と落胆の表情を見せていた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!