防風林の日で雑草除去
150人参加 川満で樹木手入れ
県が11月の第4木曜日を「防風林の日」と定めていることにちなみ、宮古島市「防風林の日」関連行事実行委員会(委員長・平良恵栄市農林水産部長)は6日、下地字川満の内原地区で防風林帯で植えられた樹木の手入れを行うとともに、その周辺の雑草を除去する作業を行った。
同委員会主催のこうした取り組みは毎年「防風林の日」関連事業として、県の関係機関、市の担当職員、JA、製糖会社、森林組合、土地改良区の職員、地元の農家などが参加して行われており、今回は約150人が参加して作業に汗を流した。
開会式で平良部長は「毎年、防風林の日にはこうして関係機関で作業を実施している。今回は心地よい天気で作業日和になった。最後までけが無く、頑張って作業を終えてほしい」と呼び掛けた。
同地区には、2011~15年度に1200㍍の長さに防風林が植栽され、今回はそのうち500㍍の部分の雑草除去を行い、育林活動を実施した。
そのほかにも、雑草が繁茂した周辺に捨てられていた空き缶やペットボトルなどのごみも拾い集めた。
参加者たちは新型コロナウイルス感染防止の観点からマスクを着用しての作業となり、マスク姿で大量の雑草やごみをトラックなどで運び出した。
同行事は、台風などの自然災害から農作物を守る防風、防潮林の重要性を広く啓蒙(けいもう)するとともに、防災農業を推進することなどを目的に毎年実施されている。