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社会・全般
2011年3月12日(土)23:33

6次産業(行雲流水)

 農業の6次産業化が提唱されて久しい。6次産業とは、1次+2次+3次=6次、すなわち「原料生産+加工+販売」を一体的に行う経営形態のことだ

▼例えば、マンゴー生産農家がジュースやゼリーなどの加工・販売まで手掛けたり、漁師が海鮮料理店経営に乗り出すことなどだ。中間マージンが圧縮されるから利潤確保が容易だし、消費者の身になって生産するから創意工夫による発展が追求できる

▼このビジネスモデルを大々的に展開して成功した人物が渡辺美樹氏(東京都知事選立候補予定者)だ。居酒屋経営者からスタートして、旬の食材を確保するための農業法人を立ち上げ、介護や在宅老人ホームへの弁当配達事業にまで手を広げた。「食」へのこだわりが原点だったという

▼しかし、農家がいきなり加工工場を建設し販売ルートを開拓することにはリスクが伴う。そこで、生産・加工・流通各分野の専門家や事業所が共同で取り組む仕組みづくりが必要である。「農商工連携事業」などがそれだ

▼先月、アロエの新商品化事業が国の認定を受けた。宮古にはパパイヤ・ウコン・アーサ、長命草など機能性食品として注目されている素材は多い。粉黒糖を付加価値の高い化粧品に転用する可能性、ギンネムから酵素を抽出して脱毛剤を開発する可能性だってある

▼離島の不利性は、研究開発や販路開拓の分野にもある。外部の専門家や企業のノウハウ(実際的知識・技能)やスキル(熟練、腕)を活用し、吸収し、蓄積していくことも必要だ。まずは、成功事例をつくることだ。


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