県最優秀の友利さん(鏡原中)表彰/社会を明るくする運動作文コン
賞状伝達 砂川君(東小)は優秀賞
第71回県社会を明るくする運動作文コンテストの表彰式が17日、平良下里の更生保護サポートセンターで行われ、中学生の部最優秀賞に輝いた友利美月さん(鏡原中3年)、小学生の部優秀賞に選ばれた砂川柊斗君(東小6年)に賞状が伝達された。作文を朗読した2人は「皆で支え合いながら明るい社会にしよう」と訴えた。
同コンテストは、日常の家庭生活や学校生活の中で体験したことを基に、犯罪・非行のない地域社会づくりや犯罪・非行をした人の立ち直りについて考えたことなどを題材にしたもので小、中学生が対象。
「理解の重要生」と題し県最優秀賞を受賞した友利さんは朗読で、発達障がいの弟との生活を通して「私たちは支え合いながら共に生きなければならない」と考えた。そして「優しく理解する気持ちで、弟や周囲を包み込み、みんなで支え合いながら明るい社会にすることが私の希望です」と決意を示した。
弟とけんかしたことをつづり県優秀賞を受賞した砂川君は、明るい未来をつくるには「悪いことをした人でも反省しているところとか、頑張っているところを認めてあげることが大切だと思う」と主張した。作文の題名は「僕にできること」。
表彰式で那覇保護観察所の岡田和也所長は「体験したことや考えて調べたことなどが、とても素直に表現されている。これからも社会や地域のことを考え、社会を明るくするためにはどうすれば良いのかを発信してほしい」、宮古保護区保護司会の大城千代子会長は「どのようなことが、社会を明るくしていくことができるだろうかと考え、そのための行動を続けてほしい」とそれぞれあいさつした。