来年はステップアップの年に
コロナ、軽石対策ねぎらう/座喜味市長 仕事納め式で訓示
宮古島市は28日、仕事納めを行い、2021年の業務を終了した。新市長、新庁舎で初の仕事納め式で座喜味一幸市長は市職員を前に新型コロナ対策や軽石対策などを振り返り、「来年は宮古島市がさらにステップアップした組織となることを期待している」と強調した。年末年始の休暇は6日間で、22年の仕事始めは1月4日から。
冒頭、座喜味市長は1月25日に市長就任後、1年足らずのうちに2回も不信任案が提出されたと語り、「それもあり、緊張感をもってこの1年間仕事をしてこれた。新型コロナウイルス感染症(の対応)に追われた。新型コロナが一段落したかと思えば軽石の問題が発生しその対策に追われた。災
害に追われた年だったと思う」と述べた。
職員に対しては「厳しい市政運営の中で、市民の負託に応えようとする皆さんに感謝と明日への希望を感じた」と述べ、「新型コロナ対策でも県内トップクラスのワクチン接種を全庁体制で成し遂げた。軽石対策でも職員が一丸となって取り組んだ。コロナ対策、緊急経済対策、支援金給付事業などよく頑張ってくれたと思う」とねぎらい、頭を下げた。
さらに「市民の協力とそれを先導する市職員の思いを感じたときに私は宮古島に生まれて良かったと感じた」と話した。
最後に「新しい時代の波は目の前まで来ている。宮古島の立ち位置をしっかりと確認し、刷新すべきは刷新し、良いものは継続していくというようなメリハリの行政をしていこう」と訓示した。