旋盤検定、フライス盤大会に挑戦/宮古工業高校ものづくり部
技術力アップに取り組む
宮古工業高校(知念俊一郎校長)ものづくり部は今年1月に実施される旋盤技能検定と2月に行われるものづくり大会フライス盤種目に向けて、合格を目指し技術力アップに取り組んでいる。1、2先生の生徒らが旋盤とフライス盤作業において、図面の読み取りや作業の正確さ、時間短縮に挑戦している。同部は今年度、第21回全国高校生ものづくりコンテスト沖縄大会旋盤作業部門で小禄康平さん(機械システムコース3年)が準優勝、全国大会となる第回若年者ものづくり競技大会のフライス盤職種では、平良怜士さん(自動車システム科3年)が敢闘賞を受賞など多くの実績を挙げている。
旋盤
旋盤とは被切削物を回転させ、固定されているバイトと呼ばれる工具で切削加工をする工作機械の一つである。被切削材料が回転するため、加工品は必ず回転軸に対して対称形になる(円筒や円錐、皿形など)。
旋盤3級を受検するのは自動車システム科の仲間翔さん、宮里隆吾さん、機会システム科の下地渚さん、砂川駿弥さん(いずれも2年)。
宮里さんは「加工する部品の寸法を正確に記憶して作業を早くしたい」。下地さんは「早く正確な作業を目指したい。安全面では機械の異常や工具の扱いに気を付けたい」とそれぞれ合格に向けて意欲を見せた。
フライス盤
フライス盤とは金属や木材などの加工に使われる工作機械。テーブルと呼ばれる台に被加工物を固定し、主軸に取り付けた切削工具を回転させることで被加工材の不要な部分を削り取り、さまざまな形状へと加工する。
ものづくり大会フライス盤種目に挑むのは、機械システム科の下地恵太さん(2年)、根間翔亜さん(1年)。
下地さんは「前回の大会では緊張して行程を間違えたので、リラックスして大会に臨みたい」。根間さんは「フライス盤を始めて間もないため、分からないことが多いが、安全に気を付けて頑張りたい」とそれぞれ話した。