3回目接種が本格化/新型コロナワクチン
一般高齢者も個別接種
宮古島市では新型コロナウイルス感染症の3回目のワクチン接種が本格化している。21日には座喜味一幸市長、伊川秀樹副市長がそろって平良下里にある「きしもと内科医院」を訪れ接種した。3回目の対象はこれまで2回目接種後7カ月後となっていたが、6カ月に短縮。市ワクチン対策室によると21日までに医療従事者なども含めて約1万3000人に接種券付き予診票を郵送しており、予約する電話も多く寄せられているという。
3回目もこれまでと同様接種に先立ち、問診が行われ、2回目接種後の副反応の程度や体温や現在の体調などについて丁寧に聞き取りした後に接種。その後は副反応がないか経過観察のため、15分ほど待機した。
座喜味市長は「3回目のワクチンを接種した。オミクロン株の急拡大も宮古島市としてはワクチン摂取率が8割を超えており、重症化が押さえられていると思っている。3回目は抗体を高めると言われていることから、市民の皆さんにも3回目の接種に協力してほしい」と訴えた。
宮古地区医師会副会長で同医院の岸本邦弘医師は「世界的なオミクロン株の流行があるが、ワクチン接種で予防、重症化を防ぐ効果があることが分かっている。宮古島の医療逼迫(ひっぱく)を防ぐためにもワクチンを接種してもらうことが良い方法だと思う。市民の皆さんにも理解してもらい接種してほしい」と話した。
市ワクチン対策室によると2月以降の接種券発送に関しては2回目後6カ月を経過した人に送付する。また、これまで1カ月に1回まとめて接種券を送付していたが、今後は2回に分けて送付するため、より早く対象者に接種券が届けられるという。
3回目は予診票にあらかじめ住所、氏名、生年月日、接種券が印刷されており、送付された予診票が無ければ受けられないため、市では「郵送された封筒一式は無くなさいよう注意してほしい。また、到着したらできるだけ接種してほしい」と呼び掛けている。
予約問い合わせは市ワクチン予約センター(電話79・7829)まで。