校内に子供たちの歓声/幼小中
2週間ぶり学校再開/コロナ防止対策を徹底
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で県内は、まん延防止等重点措置の対象地域となっているが、市内の幼・小中学校は24日、臨時休校を終え2週間ぶりに再開された。校内には仲間と再会した児童生徒たちの笑顔と笑い声が広がった。授業は午前中のみで給食はなし。この日(24日)は給食記念日に当たり、学校再開は給食なしの給食記念日になった。
市内最大規模で552人の児童が通う平良第一小学校(佐久本聡校長)では、久しぶりの授業に2年生の児童たちが元気な声で返事をしていた。
佐久本校長は「子供たちの笑顔と明るい声が聞けてうれしい。ただ、感染不安や家族に濃厚接触者がいる、高齢者と同居しているなどの理由で欠席している児童もいる。学校側としては、2週間の休校で子どもたちの心身に変調がないか、様子を見ながらメンタル面のケアをしていきたい」と話し、「感染防止対策を徹底して安心安全な学校づくりに努め、可能性を開く教育を推進していきたい」と話した。
下地麗愛さん(4年)は「久しぶりにみんなに会えて楽しかった。休校中に髪型が変わっている人が多かった」。
平良心海さん(同)「休校明けだったが、授業はいつもよりスムーズだった。休校中は弟と妹とテレビを見たりして過ごした」と笑顔だった。
小学2年生の母親は「学童に通っているので、弁当を用意してもらっている。弁当がない日は、朝早く起きて作ることが大変だが、この状況では仕方がない。仕事の都合で子どもの送迎ができない日は、祖父母に頼んでいるが、頼む人がいない人は大変だと思う」と話した。
昨年12月25日からの冬休みが明けた6、7日のみ児童生徒は登校し土、日曜を挟み休校となった。こどもたちにとって、実質1カ月近くの休み期間となった。
28日までは午前中授業のため、給食なしの全国学校給食週間(24~30日)となる。