被災者への支援決議/市議会3月定例会
冒頭黙とう捧げる
開会中の宮古島市議会(下地明議長)3月定例会が16日、午前10時30分すぎから開かれた。一般質問に先立ち、11日午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9・0)の被災者支援のための「東北地方太平洋沖地震で被災された方々への支援を呼び掛ける決議」を全会一致で可決した。決議では市議会議員があらゆる支援を全市民に呼び掛けるとともに、先頭に立って全力で物心両面での支援を行うとしている。議決前には犠牲者に対する哀悼の意を表し、議場で黙とうを捧げた。
午前9時から市役所平良庁舎で開かれた議会運営委員会(新城啓世委員長)で決議案として採択され、本会議に上程された。
決議では今回の超巨大地震・津波、その後に続く余震などに対して、命の危険にさらされている人々や、行方不明の人たちの緊急救助と原発災害並びに二次被害の危険を除去することに全力を投じ、救援の手が遅れて被害が増大することがないよう迅速な対策を求める。
そのために政府があらゆる対策を尽くし、被災者の要望に応える緊急対策を強く求めるとしている。
本会議の冒頭、下地明議長が「この震災は戦後の災害の中でも最も多くの犠牲者が出ています。黙とうを捧げ冥福をお祈りしたい」と議場で呼び掛け、市議会議員全員と下地敏彦市長、長濱政治副市長をはじめ出席していた市職員が黙とうを捧げた。