コロナ禍で2年連続低迷/特定健診受診率
1月末現在で23・9%/市「個別健診受診を」
長引く新型コロナウイルス感染症の影響を受けて宮古島市における2021年度の特定健診の受診率が前年度同様に低迷し、1月末現在で受診率は23・9%にとどまっている。年度末まで残り2カ月となる中、市健康増進課では「3月末まで指定の医療機関で受診できる個別健診を実施しているので対象の市民は積極的に受診してほしい」を呼び掛けた。
新型コロナウイルスの影響が出る以前の受診率は、18年度が40・7%、19年度41・1%と2年連続して過去最高を更新していた。
しかし、新型コロナの影響が出た20年度は受診率が大幅に落ち込んで36%に止まり、前年度を5・1ポイントも下回った。
20年度の特定健診の集団健診は、新型コロナの影響で中止となったが21年度は昨年の10月21日~11月10日まで(日曜日を除く)18日間実施された。
集団健診は実施されたものの、21年度もコロナの影響が続いており、1月末現在で対象1万1014人のうち、受診者は2637人で未受診者は8377人となっている
同課は「例年、2、3月の年度末は駆け込み受診で受診者数は増えるが、昨年度も受診率は低かったことから残り2カ月の間に個別健診を積極的に受診して受診率向上を図ってほしい」と呼び掛けた。
そのほかにも対象者に対して同課では「肥満の人や基礎疾患を持っている人は特に受診してほしい。今の自分の健康状態を知った上で、予防対策の徹底を図ってほしい」と呼び掛けている。