平良智枝子さん全国表彰
元宮高校長 学校体育研究功労者
元宮古高校長の平良智枝子さん(63)が2021年度全国学校体育研究功労者として表彰された。表彰伝達式が10日、市役所であり、日本学校体育研究連合会からの賞状を受け取った。平良さんは教職生活の38年間、県立学校や特別支援学校、県教育庁で学校体育の研究に勤しんだ。受賞に「さらに研さんに励みつつ形を変えて、学校教育現場に寄り添い応援していきたい」と話した。
日本学校体育研究連合会主催の第60回全国学校体育研究大会で表彰された。
平良さんは琉球大卒後、宮古養護学校で教職に。宮高、宮古農林高、県教育庁健康体育監などを歴任、その後、宮古特別支援学校、伊良部高、宮高で校長を務めた。
全国総体美ら島沖縄総体2010では宮古地区事務局長として高校生一人一役活動を推進。1992年の復帰20周年記念第16回全国高校総合文化祭では宮高・宮工高の生徒に「砂川クイチャー」を指導し、総合開会式で披露、大会の成功に貢献した。
県女子体育連盟会長、県学校体育研究連合会副会長、宮古地区高体連会長などを歴任した。
平良さんは「多くの先輩、同僚、後輩に激励してもらい、多くの協力、支援をいただいた。また、いろいろな組織に関わる中で、個性的で魅力的な先生方と出会い、多くの示唆を与えられた」と振り返った。