障がい者の働く意欲応援/7事業所が手作り品販売
ナイスハートバザール盛況
りゅうぎんプレゼンツ第6回ナイスハートバザールイン宮古島(主催・県セルプセンター、特別協賛・琉球銀行)が19日、マックスバリュ宮古南店の駐車場で行われた。障がい者の就労を支援する7事業所が出店。パンや小物、民芸品などの手作り商品、栽培した農産物などを販売した。訪れた市民らが目当ての商品を手に利用者と会話をしながら交流を深めた。
障がい者が、自分たちで作ったオリジナル商品やその魅力を市民にPRするイベントで、働く意欲のある障がい者の工賃アップや販路拡大を目指す。
昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催。今年は感染拡大防止の観点から1日だけの規模を縮小して実施した。
主催した県セルプセンター事務局長の喜瀬一史さんは「市民の皆さんが商品を購入すれば、利用者の工賃アップにつながる。心がこもった手作りの良さを多くの人に知ってもらえれば」と開催の意義を強調した。
身体障害者総合支援施設「青潮園」の下地勝男施設長は「市民との交流はもちろんだが商品を作る喜び、売る喜びがあり、それが工賃に跳ね返ってくる。コロナ禍でなかなかイベントができない状況だが、活動の発表の場ができてうれしい」と2年ぶりの開催を喜んだ。
会場を訪れた上里美香さん(41)は、高2の息子がよく買ってきてくれるという「アダナスのパン」が大好物。「柔らかいし味も濃くなく、大きさもちょうど良い。中でもメロンパンが大好きです」と笑顔だった。
出店した事業所は▽みやこ学園▽オハナ宮古▽伊良部島ハーブベラ畑▽青潮園▽くこりもや▽わかば自立支援センター▽やすらぎ―。