産業・経済
2011年3月22日(火)9:00
操業短縮で終了/宮糖伊良部工場
下方修正で5万㌧超
宮古製糖伊良部工場(渡久山和男工場長)の2010/11年産サトウキビ製糖操業が21日、終了した。当初見込みの総搬入量6万930㌧より7612㌧減の5万3318㌧だった。前期と比べ平均糖度は1・16度低い14・13度、反収は1・4㌧減の約7㌧。農家の平均手取額は2万2753円。沖縄製糖は24日、宮古製糖城辺工場は28日に操業を終える見通し。宮古製糖多良間工場は4月下旬を予定。
宮糖伊良部工場の減収は、昨年7月の干ばつや10月に発生した台風14号などよる悪天候の影響、キビに被害を与えたケブカアカチャコガネの発生が大きな要因。
今期のキビ植え付け面積は前期757㌶より20㌶多かったが、総搬入量は前期と比べ1万5000㌧少なかった。
最高糖度が19・1度、最低糖度8・6度。基準糖度帯(13・1度以上)は約92%(4万3143㌧)。キビ品種は農林15号が全体の68%を占めた。
キビ搬入は20日に終えた。操業日数は当初の118日を13日短縮した106日。