3000人以上が旅行キャンセル/東日本大震災
宮古観光、経済にも打撃
東日本大震災で、宮古観光のキャンセルが相次いでいる。宮古島観光協会によると、18日現在で本土の観光客3153人がキャンセルしたという。同協会では「今後さらに増えると思う。日々刻々と増えるはずだ」などとしている。未曾有の大震災は、宮古観光および関連する産業に影響を与え始めている。
同協会は地震発生後に会員宿泊企業や交通関係企業に聞き取り調査を実施した。この結果、11の宿泊施設で計3153人がキャンセル。観光バスを運営するバス会社をはじめゴルフ場、船会社関係のツアーキャンセルも相次ぎ、延べのキャンセル数は5164人に達している。
同協会では今後もキャンセルが相次ぐと予測し、観光客の大幅減少に伴う経済的なダメージを懸念している。
首都圏を中心に本土旅行を予定していた宮古島市民の旅行中止も相次いだ。市内旅行会社によると地震発生以後に東京羽田行きを取り止める人が急増。この店舗ではすでに件以上のキャンセルが出ているという。
航空各社は、羽田を含む被災地の主要空港を利用するフライト計画を立てていた利用者に限っては、キャンセル料なしで料金の全額を払い戻している。