445人「サクラ咲く」/高校入試
受験番号HPのみ掲載も/コロナ下“静かな合格発表”
2022年度県立高校入学者選抜学力検査(高校入試)の合格発表が15日、県内各校で行われた。宮古地区では3校と宮古特別支援学校高等部に計445人が合格した。新型コロナウイルス感染防止の観点から、受検番号はホームページ上で発表するなど、昨年に続き「静かな合格発表」となった。
宮古工業高校と宮古特別支援学校高等部では、校内掲示とホームページの両方で発表した。
このうち宮古工業高校では午前9時の校内掲示に合わせて、受験生と保護者らが集まった。自分の受検番号を見つけると「やったー」「あった」などと歓声が上がり、友達と喜び合ったり、スマートフォンで自分の番号を撮影したりするなどいつも通りの光景が広がった。
宮古高校と宮古総合実業高校はホームページのみでの発表となり、受検番号を確認した生徒たちが保護者らと共に入学に関する書類などを受け取っていた。
宮総実生物生産科に合格した伊波将吾さん(平良中)は「倍率が1倍を超えていたので不安だったが、ホームページで自分の番号を見つけた時はうれしかった。高校ではサッカー部に入部し、学業面では農業や野菜栽培の知識を身に付けたい」と話した。
宮古地区の合格者は宮高が240人、宮総実が134人、宮工が63人、特別支援学校高等部が8人だった。
発表後の各学校には合格した生徒が訪れ、入学に必要な資料を受け取っていた。
2次募集の出願は16、17日。合格発表は29日に行われる。