ワイドークーポン 9月末まで期限延長
島の経済活性に期待/新たに1万6000人に発行
市は経済の活性化を目的とした市経済振興クーポン(通称・市ワイドークーポン)の有効期限を9月30日まで延長すると発表した。ワイドークーポンの発行対象をこれまでのワクチン2回接種後から、接種が完了していない市民にも拡大したことを受けての延長で、市では「コロナ禍で落ち込んでいる島の経済のためにもぜひ活用してほしい」と呼び掛けている。新たな対象者は約1万6000人で、電子申請の受け付けは25日から開始する。
これまでクーポンを申請できるのはワクチンの2回接種を済ませた市民だったが、全市民へ拡大するための予算として計上された2億697万円が市議会3月定例会で可決された。クーポン1人1万円分を交付するもので、当初は22日が使用期限となっていた。発行対象が拡大したこと受け、さらに半年間延長する。
対象は2021年10月1日時点で宮古島市に住民登録をしている人と2回目のワクチン接種後の未申請の人。電子申請は25日から開始し、4月12日まで受け付ける。電子申請締め切り後に紙申請でも受け付けを行う。
市では「当初の申請受け付けでも約1300人がまだ申請をしていない。コロナ禍で落ち込んだ島の経済の一助になればと考えているため、多くの人に申請してほしい」と呼び掛けた。
同事業は新型コロナウイルスの影響を受けた市経済を、感染対策をしながら活性化させることが目的。
市が指定するガイドライン等に即した感染対策の実施、休業・時短要請の順守など感染対策が講じられていることが条件のクーポン利用店舗には、宿泊業・飲食業・生活関連サービス・小売業など約700以上の事業所が登録されている。
登録店舗は同事業ホームページ(https://waido-coupon.com/)また、クーポンに関する問い合わせはワイドークーポン事務局(79・9707※平日午前9時から午後5時)まで。