初診加算料を引き上げ/宮古病院、来月1日から
紹介なし来院5090円
【那覇支社】県は22日、県立宮古病院の初診・再診加算料の改定を発表した。紹介がなく来院した場合、初診加算料を現行の2200円から5090円に引き上げるほか、他の医療機関を紹介するとの申し出に応じずに来院した患者の再診加算料(1回当たり2540円)を新たに設ける。適用開始は、4月1日から。
今回の適用は、3月から県立宮古病院が一般病床200床以上の「地域医療支援病院」となったことによるもの。
厚生労働省のホームページによると、地域医療支援病院とは、患者に身近な地域で医療が提供されることが望ましいという観点から、第一線の地域医療を担う「かかりつけ医」などを支援する能力を備えるほか、地域医療の確保を図るために相応しい構造設備等がある病院。宮古病院は、3月1日に地域医療支援病院として承認された。
一般病床200床以上の地域医療支援病院などでは、紹介状なしで受診した患者から定額負担を徴収することが、規則で定められているという。
県によると、県内の地域医療支援病院は、宮古病院、北部病院、中部病院、浦添総合病院、那覇市立病院、南部医療センター・こども医療センター、沖縄赤十字病院など11カ所。