宮高、決勝進出ならず/春季高校野球
沖尚に0-1
【那覇支社】第69回県高校野球春季大会(主催・県高野連)は2日、Agreスタジアム北谷で準決勝2試合が行われ、宮高は沖縄尚学に0-1で敗れ、決勝進出はならなかった。これまで好調だった打線が相手投手を攻略できずにノーヒットに抑え込まれた。四球で出た走者などを得点圏に置く場面もあったが、あと1本が出なかった。エース沖勇作は被安打4、失点1と力投した。宮高は9日、同球場で前原と3位決定戦を行う。午前9時開始予定。
先攻の宮高は、相手投手の前になかなか安打が出ず勢いに乗れない展開。すると三回裏二死2塁の場面で、沖がカウントを取りに行ったカーブを痛打され、先制を許した。
追いつきたい宮高だが、その後も無安打が続いた。七回には、四球で出た島尻恭宇が、続く花城駿の三振の隙に2塁に進むが、後続を断たれた。
平良栄二監督の話 チームは本当に強くなった。自分がもっと良い指導者になって彼らの力を引き出したい。夏に向けて、沖尚や興南と対等に戦えるよう、残り3カ月で戦力を上げていきたい。
砂川竜之介主将の話 負けたのは悔しいが、最後まで粘ることができたのは良かった。一番は、公式戦を多く戦い、大会前よりもチームが一つになって成長できたことが良かった。夏に向けて、チャンスや欲しい時に、しっかり一本(の安打)が打てるように、もう一度体作りから取り組んでいきたい。
沖勇作投手の話 少し疲れはあったが、コースに丁寧に投げることを徹底した。今大会は、コロナで練習ができず不安もあったが、一試合ずつ投げ切ることで成長できた。最後の夏に向けて、球速アップなどレベルアップ目指してしっかり取り組みたい。
【準決勝】
▽Agreスタジアム北谷
宮古
000000000━0
00100000×━1
沖縄尚学
(宮)沖―川根
(沖)吉山―前盛
▽三塁打=前盛(沖)
▽二塁打=知花(沖)