【新型コロナ・10日】宮古島市内39人(県外者1人含む)新規感染
【那覇支社】県は10日、宮古島市で新たに県外の1人を含む39人(前週比7人増)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。多良間村の新規感染はなかった。県全体では、1153人(同86人増)の新規陽性が判明した。1日の新規陽性者数が1000人を上回るのは6日連続。
県保健医療部の宮里義久感染対策統括監は、増加が続く県内の感染状況について、「感染がさらに増加していくと、医療体制のひっ迫などにつながる。高齢者との接触機会の減少、高齢者と同居している方の早めのワクチン3回目接種、職場などの歓迎会の自粛など、抑制の取り組みをお願いしたい」と呼び掛けた。
市内在住で新たに感染が判明したのは、10歳未満~80代の38人。年代別の内訳は、10代が7人で最も多く、20代と30代が各6人、50代5人、40代と60代各4人、10歳未満3人、80代2人、70代は1人だった。10歳未満~30代の若い世代で計22人と、全体の6割近くを占めた。
職業別では、公務員の8人が最多で、次いで会社員4人、小学生とサービス業は各3人、建設業と無職、中学生は各2人、施設職員と自営業、高校生、販売業、農業、飲食業、医療従事者、介護従事者は各1人と、多岐にわたる業種で確認された。職業確認中は6人。
市内で入院中のコロナ患者は、宮古病院と民間病院が各1人(いずれも中等症)の計2人。そのほか、宿泊施設療養中が13人、自宅療養中が246人、入院・療養等調整中が90人。
市内の直近1週間の新規陽性者数(人口10万人当たり)は518.08人。県全体では565.68人で、全国ワーストの感染状況が続いている。
県全体の新規PCR検査の陽性率は15.2%で、前日(16.4%)を下回った。