海びらき会場きれいに/観光協会
会員らがクリーンアップ活動
4月3日に開催される「2011年海族まつり『第33回 サンゴの楽園未来まで 集まれ遊ぼう 宮古島の海びらき』」(主催・宮古島観光協会)を前に、会場となる与那覇前浜ビーチで26日、クリーンアップ活動が行われた。同協会の会員ら約40人が参加し、漂着ごみやポイ捨てされたごみなどを拾い集めた。
海びらきを通して「美しい宮古島」をアピールするため、開催1週間ほど前に毎年、実施しているビーチクリーンアップ。今年の海びらきについて主催者は、東日本大震災により東北を中心に甚大な被害が出ている状況を踏まえ、被災者に見舞いの意を表すとともに、復興を支援するイベントと位置づける方針を決定。海の安全祈願や防災啓蒙を行うほか、来場者に募金を呼び掛け、宮古島から被災地に元気と義援金を贈ることを目指す。
清掃活動開始を前に、参加者たちは東日本大震災での被害者に対し黙とうをささげた。同協会青年部の佐久田重秀部長は「きれいな宮古の海から復興へのエールを贈りたい。そのためにも、きれいな前浜ビーチをよりきれいにしよう」と呼び掛けた。
参加者たちは広いビーチを手分けして清掃。流れ着いた漂着ごみや流木、ポイ捨てされた空き缶やペットボトル、菓子の空き箱、たばこの吸い殻などを約1時間掛けて拾い集めた。
今年の海びらきは4月3日午前11時スタート。オープニングとして「琉神マブヤー」の握手会と撮影会(先着40組、午前10時から整理券配布)が開催されるほか、午後0時50分に海びらき宣言、同1時から初泳ぎ、その後、人気ゲーム機などが当たるトレジャーハンティング、クルマエビとウナギのつかみ取り、島ぞうり跳ばし大会、宮古島クイズなどが行われる。
海びらきに関する問い合わせは観光協会(電話73・1881)まで。