電柱撤去急ピッチ/マクラム通り電線地中化
今月末までに終了へ
県道高野西里線(通称・マクラム通り)の電線地中化事業で、最終の電柱撤去作業が急ピッチで行われている。今月末までに終わる見通し。地下の電線や電話線、ケーブルテレビ線と事業所や家庭を結ぶ配線は19日ごろから、供用を開始している。
同事業の区間は、平良港交差点から北給油所までの0・6㌔(両側計1・2㌔)。
県が行う管路などの敷設は、1月に終了した。電線の引き込みを経て、24日から電線の取り外し、25日から電柱の撤去に入った。
両歩道に立っていた電柱は、約50本。北側歩道の電柱は26日までにすべて撤去され、電柱と電線のない空間が広がっている。
同路線の電線地中化は、09年度の補正予算に組み込まれた緊急経済対策事業で実施した。総事業費は、約6億円。昨年3月に着工した工事は、1年で終わる速い進ちょくとなった。
電線地中化は①台風被害の軽減・都市災害の防止②安全で快適な空間創出③都市景観の向上-などが目的。ライフラインが寸断された台風14号(05年9月)の被害を契機に、住民の強い要望を受け05年にスタートした。
サンエー前交差点からJA宮古地区本部前交差点までの平良城辺線(片側2・75㌔、両側計5・5㌔)では敷設が終了。下里東通り(同0・37㌔、同0・74㌔)は、事業所や家庭への引き込み準備がされている。
新年度は、平良港交差点からトゥリバー入り口交差点まで国道390号の工事に入る。片側1・4㌔、両側2・8㌔が整備される。総工費は約8億円。