生産高は10億4200万円/09年宮古の漁業
10年前と比べ半減
県宮古農林水産振興センターが発刊した2011年版の「宮古の農林水産業」によると、09年の漁業生産額は10億4200万円で、前年と比べ1億3600万円(11・6%)減少した。高齢化が年々進み、10年前と比べると半減した。
漁業種別の生産額は魚類が6億3700万円、水産動物(養殖除く)3800万円、貝類600万円、海草類(養殖除く)が600万円。海面養殖業ではクルマエビ2億4200万円、モズクが8000万円だった。
養殖を除く魚種別の漁獲生産額は、最も多かったのがキハダマグロの1億4600万円。カツオの8900万円、タカサゴ類4300万円、マチ類3700万円、ブダイ類3200万円、ソデイカの1600万円などが続いた。
総漁獲高の推移を見ると1999年に22億5600万円だったものが、09には10億4200万円と半分以下に減った。
今後に向けては、担い手の育成・確保が喫緊の課題としている。
10年末の登録漁船数は、前年比7隻増の545隻。宮古島、伊良部、池間3漁協合わせた10年末の正組合員数は310人(同比6人減)、准組合員数が769人(同比1人増)となった。