一般外来制限 2週間延長/宮古病院
来月6日まで「コロナ感染衰えず」
新型コロナウイルス患者数の増加により診療体制が逼迫(ひっぱく)しているとして、10日から23日までの予定で一般外来を制限してきた県立宮古病院(岸本信三院長)は23日、診療制限を6月6日までの2週間延長すると発表した。
宮古病院では10日から一般外来を原則、電話診療に制限し、がんや急性期疾患を除いた手術、内視鏡、血管造影などの検査を延期している。化学療法や透析などは通常通り行っていて、救急外来は制限していないが、発熱外来クリニックやかかりつけ医の利用を求めている。
今回の延長について同病院では「相変わらず衰えを見せない新型コロナ感染の状況を踏まえ、当院の診療制限を6月6日までの2週間、延長することといたしました」と説明している。
10日からの一般外来制限は、9日に岸本院長らが会見を開き発表した。その中で岸本院長は、島内の新型コロナ患者が持続的に増加していて、宮古病院では4月後半は2人程度だった入院患者が10人を超える状態になっていること、コロナ病床を40床確保する「フェーズ4」に引き上げたことなどに伴い診療体制が逼迫していることなどを説明した。
宮古島徳洲会病院は9日から一部を除き診療体制を縮小していたが、23日から通常診療を再開している。
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