来月から4回目接種/60歳以上の高齢者ら対象
市対策室 重症化予防に重点/コロナワクチン
宮古島市でも60歳以上の高齢者などを対象に4回目のワクチン接種が6月から始まる。対象者は、60歳以上と18歳以上で基礎疾患があるなど重症化リスクが高い人に限られる。市ワクチン対策室では今月中に60歳以上の対象者へ接種券を順次発送する。4回目のワクチン接種も市が実施する集団か各医療機関で個別で受けることができる。市では「重症化予防のため積極的な接種を検討してほしい」と呼び掛けている。
4回目のワクチン接種は3回目接種から5カ月以上経過した人が対象。市の60歳以上の人口は1万9096人でこのうち、3回目の接種が完了している人は1万5329人。対象者には接種券付予診票が対象となる月に到着する。届き次第、予約、接種が可能だ。
市内では1月に高齢者施設の入所者へ3回目のワクチン接種をスタートさせており、6月上旬から4回目のワクチン接種が行われる。
また、18歳以上60歳未満で基礎疾患がある人や医師が認めた人も対象となる。こちらは接種希望者が申請することで接種券が交付される。同対策室では▽慢性の呼吸器疾患▽慢性心臓病(高血圧含む)▽慢性の腎臓病▽慢性肝臓病(肝硬変など)▽睡眠時無呼吸症候群―などで通院や入院している人やBMI30以上の人に対して接種を促している。
同対策室は「(60歳以上で5カ月経過した人が)6月からは4回目の接種が可能になる。対象者にはこちらから随時接種券を発送していく。また、60歳未満で基礎疾患がある人などはかかりつけ医に相談して4回目の接種を検討してほしい」と話した。
6月の集団接種は5日間実施予定となっている。このうち、4回目接種は8、11、22日で受けることができる。
ワクチン接種に関する問い合わせは市ワクチン予約センター(電話79・7829)まで。