利用客50万人に到達/みやこ下地島空港ターミナル
開業3年2カ月で大台に/成田、羽田など4路線運航
下地島エアポートマネジメント(SAMCO)は27日、みやこ下地島空港ターミナルの利用客数が50万人に到達したと発表した。同施設は空の新玄関口として2019年3月30日に開業。新型コロナウイルスの影響で一部路線に運休、減便等があったものの3年2カ月目で大台に達した。
現在は、開業当初から就航している成田路線(ジェットスター)、2020年10月から就航を開始した羽田・神戸・那覇路線(スカイマーク)の計4路線が定期路線として運航している。(香港路線は運休中)
21年度における下地島空港の年間利用者数は約21万7000人で、コロナ禍にもかかわらず前年度(11万2000人)の約1・9倍となった。
SAMCOは同ターミナルの運営会社で、同施設を所有する三菱地所と共に、開業前から県や宮古島市、沖縄観光コンベンションビューロー、宮古島観光協会、宮古島商工会議所などと協働し、路線誘致活動を展開している。
スカイマークの羽田路線については、22年3月末より、国土交通省航空局が行う「羽田発着枠政策コンテスト」の評価期間に入っている。このことから、SAMCOは「下地島空港活性化協議会をはじめとした各所との連携をこれまでよりさらに強め、地域一丸となって内外の交流人口拡大による地域活性化を目指してまいります」とのコメントを発表した。
開業当時は同空港への定期便運航は24年ぶりで、関係者らが出席して式典を開催。年間観光客数が初めて100万人を突破するなど、急激な成長を遂げる宮古観光の新たな空の玄関口として大きな期待が寄せられた。