「ごみゼロの日」で地域清掃/児童生徒会が企画
「たばこの吸い殻多い」/伊良部島小中
伊良部島小中学校(與那覇盛彦校長)は30日、学校周辺の地域を清掃するSDGs活動530(ごみゼロ)運動を実施した。環境美化に対する意識付けを高めようと児童生徒会が企画し、PTCAが協力。歩道などに捨てられた空き缶などを拾い、1時間で軽トラック3台分のごみが集まった。
5月30日は語呂合わせで「ごみゼロの日」。全国的に同運動が展開されており、同校では新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となった。
児童生徒会は、島には空き缶などのごみが歩道などに散乱する状況が見られるため、地域貢献やSDGsの環境教育の一環として企画した。
清掃活動を行ったのは、5~9年生(小学5年~中学3年)の計180人。1~4年生は児童生徒会が作成したパンフレットを活用して、ごみゼロ運動について学んだ。
5、6年生は学校に隣接する県道で、7~9年生は3班に分かれて佐良浜漁港に向かう3ルートで清掃活動を行った。
強い日差しが照り付ける中、児童生徒は歩道の植栽升に捨てられたごみを拾った。集めたごみの中には、ガスコンロやバイクのマフラーなどもあった。
出発式で児童生徒会の仲間泰心会長は「一緒に地域の環境について考え、行動し、いつまでもきれいな伊良部島を守っていきましょう」と呼び掛けた。
PTCAの渡久山研悟会長は「一緒に参加して地域の環境を良くしながら、自分たちの足元を見詰め直すいいきっかけになると思う」と語った。
学校周辺を清掃した関叶実さん(6年)は「たばこの吸い殻が多かった。みんなで拾ったので、きれいなままであってほしい」と語った。