11/24
2024
Sun
旧暦:10月24日 先負 壬 
社会・全般
2022年6月24日(金)9:00

平和への思い次世代へ/市戦没者追悼式平和祈念式

不戦の誓い新たに/制限緩和し80人参列

 

参列者たちが献花を行い、み霊を慰めた=23日、未来創造センター多目的ホール

参列者たちが献花を行い、み霊を慰めた=23日、未来創造センター多目的ホール

沖縄戦が集結してから77年目を迎えた「慰霊の日」の23日、宮古島市全戦没者追悼式および平和祈念式(主催・市、市教育委員会)が市未来創造センター多目的ホールで行われた。参列者が戦没者のみ霊を慰めて不戦の誓いを新たにした。今年は、新型コロナウイルスの感染対策を徹底しつつ、昨年よりも制限を緩和しての開催となった。

座喜味一幸市長は「平和を希求する強い思いを、次世代に継承していく責務を果たすとともに、恒久平和の実現に向けて努力していく」と平和メッセージを読み上げた。

式典の参列者は、昨年は市長、副市長、教育長、各地域遺族会の会長5人、実行委員会の計15人に限定していた。今年は、感染防止対策を徹底し、県議や市議、特別招待の県宮古事務所長ら約80人が参列した。

また、西辺中3年の上原美春さんが平和の詩「Unarmed」を朗読し、みやこ少年少女合唱団の中学生団員たちが「つながるいのち」「大切なふるさと」で歌声を披露した。

式典は、午前11時50分から開始され、正午の時報に合わせて全員で黙とうをささげた。

座喜味市長は式辞で、終戦から77年、戦争を知らない世代が大半を占め、戦争の体験と記憶が薄れようとしているとしつつ、「平和の尊さや命の大切さを未来へと語り継ぎ、二度と戦争の悲劇を繰り返すことのないよう決意を新たに、恒久平和の実現に向けて、より一層努力する」と誓った。

市戦没者遺族会の川満俊夫会長は「平和と繁栄が戦没者のみ霊の上に築かれたことを決して忘れない」と追悼の言葉を述べた。

さらに、ロシアのウクライナ侵攻に触れ、「子供たちや一般市民が巻き込まれ、多くの人々が今なお犠牲になっていることに強い憤りを覚える」と強調した上で、「み霊の犠牲を無駄にしないためにも、温かいぬくもりのある社会づくりに頑張る」と改めて決意を示した。

最後は参列者が献花を行い、み霊を慰め不戦の誓いとともに恒久平和を願った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!