来年大会は4月16日に/全日本トライアスロン宮古島大会
競技委が日程を決定/開催判断は10月の実行委で
第37回全日本トライアスロン宮古島大会の第1回競技委員会が30日、市役所で開かれ、大会日程を2023年4月16日に決定した。新型コロナウイルス感染症を考慮しての開催が見込まれることから、大会規模を縮小してランコースをロングディスタンス定義の最低距離である30㌔に変更することや、開会式、閉会式は行わないことなどが承認された。大会を開催するか否かの最終判断は、医療救護部などの専門委員会を経て、10月の実行委員会で審議され、決定する。
大会日程は、4月の第2~4週日曜日という三つの候補日が上がった。審議が行われ、第2日曜日の16日が潮の干満差が小さく、スイム競技時に選手の体力に負担が少ないということなどから開催日に決まった。
大会は同日午前7時から午後6時30分までの11時間30分。3年前の大会は参加者1609人だったが定員を1200人とした。参加費は、原材料費の高騰や協賛の状況に不確定な部分があることもあり、5000円増の5万円(支給品、傷害保険料など)となった。
そのほか、エイドステーション(AS)のボランティアを減らし接触を軽減するため、ラン競技を15㌔の周回コースの2周に変更。医療救護部の高校生ボディーケア、フィニッシュ地点の高校生ボランティアを、人数が多いためコロナ感染症対策が困難などの理由で廃止とした。
ボランティアの感染症対策や食料部の負担軽減などのため、ASの数をランコースでは10カ所から5カ所に、バイクコースでは10カ所から7カ所に見直した。
砂川恵助競技委員長(市スポーツ協会会長)は「3年間大会が行われていないので、何とかして開催したい。開催できる方法についていろいろな意見を聞いて検討していきたい」と話した。