夏休み前、大人が手本を/青少年の深夜徘徊・飲酒防止
一斉行動取り組み説明/市青少年育成会議など
市、市教育委員会、市青少年育成市民会議は12日、市役所で会見を開き、市における2022年度「青少年の深夜徘徊(はいかい)防止」「二十歳未満者飲酒防止」県民一斉行動についての取り組みなどを説明した。座喜味一幸市長は「周りの大人をはじめ地域住民が支援し、温かく見守ることも必要。大人が青少年を夜遅くに連れ出さないなど、責任を持った行動を示そう」と呼び掛けた。
会見では、同会議の上地栄作会長が▽青少年の深夜はいかいをなくし交通事故、飲酒、喫煙、薬物乱用等の問題行動を防止しよう▽思いやりのある心豊かな青少年を育成しいじめをなくそう▽親子の対話を多く持ち、温もりのある家庭づくりに努めよう-などとした宣言文を読み上げた。
今月は「青少年の非行・被害防止全国強調月間」で、「夏の青少年育成県民運動」の期間でもある。
県における少年非行は、深夜はいかいや飲酒が全国に比べて高く、深夜に青少年による飲酒絡みの重大な事件・事故が発生するなど憂慮すべき状況にあり改善が叫ばれている。
全県民がこのような課題を深く認識し、近年深刻化している大麻などをはじめとした薬物乱用防止等を含めた非行防止対策と安全・安心なまちづくりの推進に向けて関係機関が連携し、力強い施策を展開するために市での県民一斉行動を実施する。
県民一斉行動期間は7月1日から8月31日まで。市ではボランティアによる夜間街頭指導を関係団体に依頼する。小中学生を対象に作文・ポスターを募集する。期間は9月9日まで。
今年度も新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、市民大会および街頭パレードは行わない。