療養者数 2週間で2倍超/新型コロナ
自宅療養など増加/宮古、新たに123人感染
県は15日、宮古島市で新たに前週比33人増の123人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。入院している新型コロナ患者は、宮古病院の6人(中等症2人、軽症4人)と民間病院の1人(軽症)の計7人と低水準で推移しているが、そのほかの療養者数は、宿泊施設療養中が37人、自宅療養中が487人、入院・療養等調整中が338人の計862人と、1日(362人)から2週間で2倍超となっている。
宮古保健所管内では、居住地が県外の陽性者5人も確認された。多良間村では、新たに2人の新規陽性が確認された。市の直近1週間の新規陽性者数(人口10万人当たり)は1243・02人で、県全体の値を上回っている。県全体では、3462人(前週比1045人増)の新規陽性が判明した。
オンラインで会見した県保健医療部の宮里義久感染対策統括監は、宮古地区の療養状況について、「全県と同じような形で、市中での感染リスクが高まっている。一人一人が感染対策をしっかりやっていただくことをお願いしたい」と述べた。
感染者数の増加で宮古保健所の業務が厳しくなっており、対策本部から定期的に保健師を派遣して支援しているとした。
同日、宮古島市で感染が判明したのは、10歳未満~90歳以上までの123人。年代別で最も多いのは、30代が31人で、60代19人、10代17人、40代15人、20代13人、10歳未満10人、50代9人、70代5人、80代3人、90歳以上1人と続いた。
多良間村に居住するとみられる新規陽性者は、いずれも年代確認中の男性と女性各1人。
直近1週間の新規陽性者数(人口10万人当たり)は、県全体で1269・60人となり、全国ワーストの感染状況が続いている。全国平均は366・75人。