市民のために尽くして/宮古島市
市長訓示、辞令交付/2011年度がスタート
新年度のスタートを迎えた1日、2011年度人事異動辞令交付式が市中央公民館などで開かれた。新規採用職員25人を含む305人に下地敏彦市長から辞令が手渡された。新採用職員が、公正な職務執行を誓う宣誓を行ったほか、下地市長は「誠心誠意、市民のために尽くすという立場で、それぞれの部署で頑張ってほしい」と訓示を述べた。
課長級以上と、教育委員会や議会事務局などと市長部局との交流人事に伴う出向・採用、消防本部を除く新規採用職員への辞令交付は中央公民館大ホールで開かれた。下地市長は職員の名前と人事異動内容を読み上げ、一人一人に辞令を手渡した。職員たちは新たな職務への命を受け、表情を引き締めていた。
新規採用職員を代表して下地聡美さんが「日本国憲法を尊重、擁護すること、全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行することを固く誓います」と宣誓した。
下地市長は訓示の中で、市町村合併からの5年間を振り返り「市役所の業務の仕方も落ち着いてきた。これまで先輩たちが築いてきた『宮古島を一つに』という気持ちで、これから1年間、業務を遂行してほしい」との考えを示した。業務を行う上での心構えとして「市民は本当に市役所が自分たちのためにあるのかと、常に厳しい目で見ている。市民の負託に応えるべく、しっかりと仕事にまい進することをお願いしたい」と呼び掛けた。
教育委員会の辞令交付は中央公民館2階研修室、消防本部は同本部で行われ、川上哲也教育長と砂川亨一消防長が辞令を手渡した。
11年度の異動者数は市長部局が224人、教育委員会が37人、水道事業が17人、消防本部が27人。全体の移動率は34%だった。