創作クイチャーを披露/市民文化祭がスタート 市文化協など主催
芸術劇場皮切り/10月には舞台や展示会
第17回宮古島市民総合文化祭一般の部芸術劇場「創作の世界~太鼓・古武道・クイチャー~」(主催・宮古島市、市教育委員会、市文化協会)が14日、マティダ市民劇場で開かれた。島外2団体を含む4団体が、力強い演舞を披露。伝統と革新を織り交ぜたクイチャーやエイサーの新しい可能性を引き出した。
市民文化祭は、同公演を皮切りに10月には音楽祭や芸能祭、展示会などを行う予定。
県内外のすぐれた舞台芸術を紹介する「芸術劇場」。今回は琉球國祭り太鼓宮古支部と宮古島創作芸能団んきゃーんじゅく、浦添市の鼓衆若太陽、糸満市の創作演武団SUZAKUが出演した。
プログラムは4部構成で行われた。幕開けでは「琉球太鼓・エイサーの世界」をテーマに、琉球國祭り太鼓など3団体が「とうがにあやぐ」を披露した。
主催者を代表して市文化協会の饒平名和枝会長は「プロフェッショナルな芸能団の躍動感あふれる演舞や演奏を存分に味わい、有意義なひとときを過ごしていただきたい」と語った。
同協会芸術劇場部会の前里昌吾部会長は「これからもクイチャーを広める活動を続け、若い世代にも踊ってもらいたい。創作クイチャーもそのチャレンジの一つだ」と述べた。
来場した大勢の観客は、舞台で次々と繰り出される多彩な演舞に圧倒されながらも、引き込まれるように見入っていた。