復興へ、支援の輪広がる/ゆいま~るバザー
売上金を被災者へ
東日本大震災被災者への義援金を募るためのチャリティーバザー「ゆいま~るバザー」が3日午前10時から午後6時まで、荷川取漁港内ステージ広場で開かれた。家庭で使わなくなったものやハンドメード商品、開催趣旨に賛同した個人や事業所から寄せられたさまざまな商品が販売された。
このチャリティーバザーは、販売収益だけでなく売上金の全額を義援金として寄付することを目的に開催された。企画をしたのは、被災地である仙台出身の鴫原啓さんと知人の清家美奈さん。募金だけでなくもっと支援に協力したいとの思いから、多くの人に協力を呼び掛け開催した。鴫原さんは「何かをしたいが、何をしたらいいのか分からないという人は少なくない。バザーであれば買うことが寄付となり、被災者のためになる。大きな額にはならないかもしれないが、少しでも役に立てればと企画した」と開催趣旨を説明した。
実際の出店者は5組ほどだったが、多くの個人や事業所が洋服やアクセサリー、ポストカードなどの商品を無償で提供した。自宅で使わなくなった洋服や食器などを出品した今井未知さん=平良字西里=は「不要品を捨てるのではなく、使ってくれる人に買ってもらって、それが寄付につながるのなら良いと思い参加した」と語った。
支援の輪が広がったことについて鴫原さんは「同じ気持ちの人がたくさんいてくれたことをうれしく思う。またやってほしと言ってくれた人もいたので、第2回開催も検討したい」との思いを述べた。