公園遊具の存続を/島っこ子育てママの会
育児環境整備求める
伊良部島の「島っこ子育てママの会」代表の宮国成実さんと粟国みほさんが6日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、島内で子育てしやすい環境を求めて3項目を要望。座喜味市長もその求めに対して、前向きに検討する姿勢を示した。
同会が求めたのは、平成の森公園遊具の存続▽結の橋学園放課後児童クラブの設立▽同学園のプール設置、市民プールの新設-の3項目。
求めに対して座喜味市長は「担当現場や皆さんとも相談しながら、いろいろ考えてやらせてほしい、若い人たちがこうして地域のために頑張ってくれていることはうれしいので、いろいろと一緒に取り組みたい」と述べた。
同公園の遊具について要望では、現在の遊具は破損や劣化で使用が難しい状況にあることを指摘。
修繕を求める声に対して、市は「破損のない遊具のみ移設し、その他は撤去する。遊具の新設はない」としているが、現在の遊具は破損が激しく移設できない状況となっていると訴える。
その上で「島内で島の子どもたちの遊べる場所は限られている。島唯一の遊具を撤去するのではなく、新しい遊具の設置をお願いしたい」と求めている。
放課後児童クラブについては、共働き世帯が増える中で、親の仕事が終わるまで家に1人で留守番している子や、子育てしやすい環境を求めて転校していく世帯もあることから、その必要性を訴えている。
そのほか、プールの新設については、子どもたちが泳ぎの基礎を学ぶことや島の人たちの体力づくりの観点からも必要としている。