2週間で6412人/知事選期日前
前回同期比で4割減
8日から「三日攻防」に突入した県知事選挙。宮古では、先週まで前回を上回っていた期日前投票数が、台風11号が通過して以降伸び悩んでいる。2週間目となる8日現在では6412人が投票を済ませたが、前回4年前同期の1万704人に比べて59・90%と落ち込んでいる。一方で、8年前の前々回の5768票に比べて11%増となっている。
今回知事選には前衆議院議員の下地幹郎氏(61)、同じく新人で前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)=自民・公明推薦=、現職の玉城デニー氏(62)=立憲民主・共産・れいわ新選組・社民・社大・にぬふぁぶし推薦=の3氏が立候補。地元出身の下地氏が出馬したことで複雑な支持構図での選挙戦が展開されている。
4年前は、期日前投票期間中の12~14日目に台風接近を考慮した有権者が一気に投票行動を行ったこともあり、この3日間で大きく伸びた経緯がある。
結果的に、期日前投票だけで1万1798人が投票を済ませたが、当日投票は伸び悩み最終的な投票率は8年前を下回った。
今回は、台風の影響で3日に投票所が終日閉鎖となるなど3、4日の2日間でわずか3人しか期日前投票を行っていないが、8年前の2週間目より644人多い。
3陣営とも今後の期日前投票の動きと、発生した台風12号が投開票日の11日に影響を及ぼす可能性もあることから、期日前投票の動きは活発化する見込みとなっている。
多良間村は、8日現在で192人となり、前回同期の314人よりも大きく下回っている。