最優秀に友利さん(城東)/県少年の主張宮古地区大会
優秀に嘉手苅さん(多良間)、山下さん(下地)
第37回県少年の主張宮古地区大会(主催・県青少年育成県民会議、市青少年育成市民会議)が10日、市未来創造センターで行われ、城東中3年の友利琉月(るな)さんが最優秀賞に輝いた。優秀賞には嘉手苅一葉さん(多良間中3年)、山下真由さん(下地中2年)がそれぞれ選ばれた。友利さんは29日の県大会(オンライン開催)に宮古地区代表として出場する。
大会には11中学校から12人が参加し、「挑戦」「克服」「支え合い」「領土問題」など、学校生活や日常の中から感じたことや思ったこと、伝えたいことなどを中学生ならではのみずみずしい感性で発表した。
「私の守りたいもの」と題し最優秀賞を受賞した友利さんは、宮古方言がユネスコ消滅危機言語に指定されていることを危惧。方言を知っている若い人が少なくなり、お年寄りとの会話ができなくなっている現状を指摘した上で「方言が単なる言語ではなく、その土地に根付く固有の文化や笑顔をつなぐための大切なものだ」と訴えた。
宮古方言は「若い世代が知る必要がある」とし、そのためには「方言を調べたり広めたりする仲間をつくりたい」と決意を示した。
冒頭と最後に宮古方言を交えて発表した友利さんは表彰式後、「県大会では一人でも多くの人に自分の思いが届くように明るく発表したい」と話した。
新型コロナウイルスの影響により昨年はDVD審査で行われたが、今年は2年ぶりに観客を入れて開催した。
優良賞は次の皆さん。(敬称略)
長濱智佳(平良中3年)▽上地ひまり(鏡原中3年)▽塩川琴子(久松中2年)▽佐渡山彩歌(平良中3年)▽根間紅羽(北中3年)▽與儀航斗(狩俣中3年)▽冨谷あかり(伊良部島中2年)▽新城寧衣(西辺中2年)▽洲鎌真子(上野中3年)