県知事選、きょう投開票/3候補者に審判
各陣営が打ち上げ式
【那覇支社】任期満了に伴う県知事選は11日、投開票日を迎える。立候補している届け出順に新人で前衆議院議員の下地幹郎氏(61)、同じく新人で前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)=自民・公明推薦=、現職の玉城デニー氏(62)=立憲民主・共産・れいわ新選組・社民・社大・にぬふぁぶし推薦=に対し、有権者の審判が下る。
3候補者は10日、それぞれ那覇市で打ち上げ式を開き、最後の訴えを行った。
下地氏は、国に頼らない「誇りある沖縄」の実現を訴えたほか、鹿児島県の馬毛島を活用することで、26年間にわたり対立を続ける米軍普天間飛行場の辺野古移設の問題を終わらせると強調した。
佐喜真氏は、予算を確保して沖縄の不利性を解消すると力を込めたほか、県経済の回復のため、観光産業を中心に1000億円規模の支援を行い、課題解決に向けて、リーダーシップを発揮するとした。
玉城氏は、これまでの4年間について、「県庁職員と一丸となって対応してきた」と強調した。また、子ども食堂での施策も指摘したほか、辺野古での基地建設については、反対の姿勢を貫くとした。
県選管によると、8月24日時点の有権者数は県全体で117万6110人。このうち、宮古地区は宮古島市が4万5097人、多良間村は824人。9日までの期日前投票数は、県全体で27万3397人(有権者の23・25%)となり、前回を11・78ポイント下回った。